消化器がんの手術が診療の中心です。さらに臨床腫瘍科の医師と相談しながら術前・術後化学療法などの抗がん剤治療、外来通院治療を行っています。
また、救急疾患に対しては救急科(救急専門医2名)と協力して24時間365日対応しており、急性虫垂炎・急性胆嚢炎・胃潰瘍穿孔などの緊急手術も多数行っています。
良性疾患である胆嚢結石症や鼠径ヘルニアの患者さんも数多く手術を行っています。
対象疾患は、手術適応となる消化器がん疾患です。胃がん・大腸がん・肝がんを中心として、食道がん、膵がん、胆嚢がんなど多くの消化器がんに対し手術を行っています。
当院の特色としては、腹腔鏡手術と高齢者の2つがあげられます。以前より胆嚢摘出術などはほとんどの症例で腹腔鏡手術を行っていましたが、2003年より胃がんに対して腹腔鏡手術を開始し、2004年からは大腸がんに対して腹腔鏡手術を行っています。2013年は手術総数701件中304例(43%)が腹腔鏡手術となっており、現在では腹腔鏡手術を標準とし患者さんに対して低侵襲となるように、また入院期間の短縮となるように努めています。もう一つの特徴として、高齢者の手術に病院をあげて対応しています。全国的に高齢者の手術が増えていますが、当院でも同様に年々増加しています。高齢の方はいろいろな合併症(心疾患、糖尿病、呼吸器疾患など)を伴っていることが多いのですが、心臓血管内科、糖尿病・代謝内科、呼吸器内科、麻酔科の先生方と協力し合って、安全に手術を行っています。
院長補佐(外科系統括)
主任診療部長
救命救急センター副センター長
医長
医長
医長
医長
医師
医師