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    呼吸器外科

     
     
    診療内容
     
     
    呼吸器外科 写真

     胸部疾患全般(心臓血管外科を除く)の外科診療を行っております。手術療法が診療の中心で、主に月・金が手術日、火・水・木が外来日になっています。

    対象疾患・得意分野・専門分野
     
     

     対象疾患は、肺癌を中心とした呼吸器疾患一般で、転移性肺腫瘍、気胸、縦隔腫瘍、肺の良性腫瘍などです。 また、 昨年の 救急科新設により胸部外傷に対する外科手術も積極的に行っています。

     当科の特色は、胸腔鏡下手術にあります。当科では県内でも先立って2003年より胸腔鏡を補助的に使った胸腔鏡下手術を取り入れました。現在では最大3㎝の創で行えるようになりました。胸腔鏡下手術により術後の創痛が格段に改善し、さらに美容的にも目立たない傷となりました。2021年度からは、手術適応を限定してはいますが、ひとつの創で手術を行うUniportal VATS(単孔式胸腔鏡下手術)を導入しています。胸腔鏡下手術(VATS) については以下の「胸腔鏡下手術」をご覧ください 。

     近年では小型肺癌に対して、より多くの正常肺を温存できる積極的縮小手術が注目されています。当科でも2017年より手術難度の高い胸腔鏡下区域切除を積極的に取り入れ、現在では肺癌手術症例の約 30 に対し胸腔鏡下区域切除を行っています。

     専門分野は肺癌治療であり、肺癌診療の中で手術療法を担当しています。肺癌診療は多数の分野が関わり病院の総合力が問われる分野ですが、当院においては診断と化学療法を呼吸器内科、サイバーナイフを含めた放射線治療を放射線科が担当し、カンファランスを通じて連携をとりながら治療にあたっています。

    2021年2月、医療機関向け医療コラム「MINATO COLUMN」(みなとコラム)「膿胸について」を発行しました。以下をクリックすると、紙面をご覧いただけます。

    MINATO COLUM VOL1

    また、呼吸器外科の紹介動画もございます。(医師紹介、膿胸・気胸、肺がん診療 等)
    紙面2ページ目のQRコード、もしくは、こちらのURLからご覧いただけます。

    診療実績・手術件数等

    胸腔鏡下手術(Video Assisted Thoracic Surgery: VATS)について
     
     
    胸腔鏡下手術(VATS)について創の大きさの違いなどを説明
    単孔式腹腔鏡下手術

    2003年より胸腔鏡を補助的に使い、それまでの25cmの開胸創を8cmにすることができ、2006年からは完全鏡視下(胸腔内を直接見ることなくカメラだけでの手術)手術を始め、最大3㎝の創で行えるようになりました。胸腔鏡下手術により術後の創痛が格段に改善し、さらに美容的にも目立たない傷となりました。

    手術室の様子
    胸腔鏡下手術(VATS)中の手術室について機器や医師の配置


    完全鏡視下手術の有用性(2019年度)※肺葉切除 又は 区域切除症例
    肺癌治療について
     
     
    原発性肺癌の5年生存率 (ステージ別2010~2016)

    肺癌術後の合併症

    2013年1月~2016年12月(原発性肺癌症例:217例)に施行した患者さん方の術後平均在院日数は約11日です。全身状態や術後合併症により在院日数は延長することがあります。
    当院における術後合併症(入院期間の延長を伴う)の頻度は以下の通りです。

    肺瘻(肺から空気漏れが続く) 8.7%
    皮下気腫(漏れた空気が皮下にたまる) 2.0%
    脳梗塞 1.3%
    膿胸(胸腔内に膿がたまる) 0.6%
    乳糜胸(リンパ管からリンパ液が漏れる) 0.6%
    気管断端瘻(切断した気管支から空気が漏れる) 0.6%
    肺炎 0.6%
    不整脈 0.6%
    その他 1.8%

    周術期死亡率(術後30日以内の死亡) 0.2%   全国平均 0.4%
    在院死亡率(術後30日以上の死亡)   0%        0.4%

    肺切除後の症状としては、創の痛み・違和感(違和感は長引くことがあります)、咳(術後1ヵ月は頑固な咳が出ることがあります)、息切れ(切除範囲によります)などがあります。

    肺がん治療における手術療法とサイバーナイフについて

    肺癌手術症例数は増加していますが、年齢や合併症により手術不可能症例も多くみられます。また高齢化により化学療法ができない例も増えてきています。さらに本人が手術や化学療法を拒否され放射線療法を選ばれる場合もあります。そのような場合に、サイバーナイフが良い適応となり、当院おいて、局所制御に関しては手術と同等の成績を出しております。
     当院のデータを図示します。高齢者が多く、90%のかたに有効でした。

    サイバーナイフ治療年代別割合

    50代4%、60代11%、70代22%、80代63%

    サイバーナイフ治療効果

    CR:17%、PR:26%、SD:47%、PD:10%

    CR:完全奏効、PR:部分奏効、SD:安定、PD:進行

    スタッフ紹介

    • 主任診療部長

      森野 茂行

      愛媛大学出身 平成9年卒業
      ■特に専門とする領域
      呼吸器外科
      ■専門医・認定医
      日本外科学会専門医
      日本外科学会指導医
      日本呼吸器外科学会専門医
      日本呼吸器外科学会評議員
      日本呼吸器内視鏡学会専門医
      日本呼吸器内視鏡学会指導医
      がん治療認定医
      日本肺癌学会九州支部評議員
    • 主任医長

      平原 正隆

      長崎大学出身 平成17年卒業
      ■特に専門とする領域
      呼吸器外科、消化器外科
      ■専門医・認定医
      日本外科学会専門医
      日本胸部外科学会専門医会員
      日本呼吸器外科学会専門医
      日本消化器外科学会専門医
      日本消化器外科学会指導医
      日本内視鏡外科学会技術認定医(ヘルニア)
      日本腹部救急医学会認定医
      日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
      厚生労働省認定臨床研修指導医
      がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修
      医学博士
    • 医長

      赤尾 恵子

      大分大学出身 平成25年卒業
      ■特に専門とする領域
      呼吸器外科
      ■専門医・認定医
      日本外科学会外科専門医
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