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    呼吸器外科

     
     
    診療内容
     
     
    呼吸器外科 写真

     胸部疾患全般(心臓血管外科を除く)の外科診療を行っております。手術療法が診療の中心で、主に月・金と手術を行っております。スタッフは、井上啓爾と平原正隆の2名で、井上は昭和59年卒業、呼吸器外科に22年間携わっており、日本呼吸器外科専門医・評議員です。平原は平成17年卒業、長崎大学および長崎医療センターにて呼吸器外科の研修を行い、平成27年4月より当院呼吸器外科で診療にあたっています。外来は火・木が井上、水は平原が担当しています。

    対象疾患・得意分野・専門分野
     
     

     対象疾患は、肺癌を中心とした呼吸器疾患一般で、転移性肺腫瘍、気胸、縦隔腫瘍、肺の良性腫瘍などです。当科の特色は、胸腔鏡下手術にあります。当科では2003年より胸腔鏡を補助的に使い、それまでの25cmの開胸創を8cmにすることができ、2006年からは完全鏡視下(胸腔内を直接見ることなくカメラだけでの手術)手術を始め、最大3㎝の創で行えるようになりました。胸腔鏡下手術により術後の創痛が格段に改善し、さらに美容的にも目立たない傷となりました。
    ※胸腔鏡下手術(VATS)については以下の「胸腔鏡下手術」をご覧ください。
     専門分野は肺癌治療であり、肺癌診療の中で手術療法を担当しています。肺癌診療は多数の分野が関わり病院の総合力が問われる分野ですが、当院においては診断と化学療法を呼吸器内科、サイバーナイフを含めた放射線治療を放射線科が担当し、カンファランスを通じて連携をとりながら治療にあたっています。

    診療実績・手術件数等
     
     

     2016年(1~12月)の手術症例数は149例で、主な対象疾患は原発性肺癌61例、転移性肺癌5例、気胸20例、その他の腫瘍4例、縦隔疾患5例、膿胸8例などです。

    胸腔鏡下手術(Video Assisted Thoracic Surgery: VATS)について
     
     
    胸腔鏡下手術(VATS)について創の大きさの違いなどを説明

    2003年より胸腔鏡を補助的に使い、それまでの25cmの開胸創を8cmにすることができ、2006年からは完全鏡視下(胸腔内を直接見ることなくカメラだけでの手術)手術を始め、最大3㎝の創で行えるようになりました。胸腔鏡下手術により術後の創痛が格段に改善し、さらに美容的にも目立たない傷となりました。

    手術室の様子
    胸腔鏡下手術(VATS)中の手術室について機器や医師の配置


    完全鏡視下手術の有用性(肺葉切除)

    手術時間(分)

    手術時間は開胸の場合196.5分。開胸と胸腔鏡との併用220分。胸腔鏡の場合222.9分

    出血量(g)

    出血量は開胸の場合208.5グラム。開胸と胸腔鏡との併用166.9グラム。胸腔鏡の場合82.9グラム

    術式別の長期予後
    原発性肺癌の成績。開胸群、鏡視下併用群、完全鏡視下群でいずれの術式でも、統計学的に長期生存率に違いはありません。
    肺癌治療について
     
     
    原発性肺癌の5年生存率 (ステージ別2010~2012)
    当院(134例) 全国平均*
    平均年齢 72.4歳 66.7歳
    Stage
    ⅠA 85.4%(72例) 86.8%
    ⅠB 76.1%(22例) 73.9%
    ⅡA 81.8%(11例) ↑ ↑ 61.6%
    ⅡB 74.0%(13例) ↑ ↑ 49.8%
    ⅢA 52.3%(16例) 40.9%
    ⅢB ―(0例) 27.8%
    ⅣB ―(0例) 27.9%

    *Sawabata et.al. J Thorac Oncol. 2011


    集学的治療(抗癌剤や放射線治療)が必要なStageII以上の成績は全国平均以上です。呼吸器外科・内科・放射線科による肺がん治療レベルは高い水準を有していると考えます。

    肺癌術後の合併症

    2013年1月~2016年12月(原発性肺癌症例:217例)に施行した患者さん方の術後平均在院日数は約11日です。全身状態や術後合併症により在院日数は延長することがあります。
    当院における術後合併症(入院期間の延長を伴う)の頻度は以下の通りです。

    肺瘻(肺から空気漏れが続く) 8.7%
    皮下気腫(漏れた空気が皮下にたまる) 2.0%
    脳梗塞 1.3%
    膿胸(胸腔内に膿がたまる) 0.6%
    乳糜胸(リンパ管からリンパ液が漏れる) 0.6%
    気管断端瘻(切断した気管支から空気が漏れる) 0.6%
    肺炎 0.6%
    不整脈 0.6%
    その他 1.8%

    周術期死亡率(術後30日以内の死亡) 0.4%   全国平均 0.4%
    在院死亡率(術後30日以上の死亡)   0%        0.4%

    肺切除後の症状としては、創の痛み・違和感(違和感は長引くことがあります)、咳(術後1ヵ月は頑固な咳が出ることがあります)、息切れ(切除範囲によります)などがあります。

    肺がん治療における手術療法とサイバーナイフについて

    肺癌手術症例数は増加していますが、年齢や合併症により手術不可能症例も多くみられます。また高齢化により化学療法ができない例も増えてきています。さらに本人が手術や化学療法を拒否され放射線療法を選ばれる場合もあります。そのような場合に、サイバーナイフが良い適応となり、当院おいて、局所制御に関しては手術と同等の成績を出しております。
     当院のデータを図示します。高齢者が多く、90%のかたに有効でした。

    サイバーナイフ治療年代別割合

    50代4%、60代11%、70代22%、80代63%

    サイバーナイフ治療効果

    CR:17%、PR:26%、SD:47%、PD:10%

    CR:完全奏効、PR:部分奏効、SD:安定、PD:進行

    週間外来担当医表

      月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
    新・再 井上 啓爾 平原 正隆 井上 啓爾
    スタッフ紹介

    • 主任診療部長

      井上 啓爾

      長崎大学出身 昭和59年卒業
      ■特に専門とする領域
      胸部、内視鏡手術、緩和医療
      ■専門医・認定医
      日本外科学会指導医・専門医・認定医、日本消化器外科学会指導医・専門医、日本胸部外科学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本呼吸器外科学会専門医・評議員、日本内視鏡外科学会技術認定医、日本がん治療暫定教育医、日本がん治療認定医、臨床研修指導医、消化器がん外科治療認定医、日本DMAT隊員、認定ICD



    • 医長

      平原 正隆

      長崎大学出身 平成17年卒業
      ■特に専門とする領域
      呼吸器外科、消化器外科
      ■専門医・認定医
      日本外科学会専門医、臨床研修指導医、医学博士
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