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    サイバーナイフ(高精度放射線治療装置)のご紹介


    サイバーナイフ(高精度放射線治療装置)のご紹介

     サイバーナイフは、非常に高精度な放射線治療が可能となる装置です。元々は頭頚部のがんが対象でしたが、現在では肺や肝臓、前立腺、膵の腫瘍及び椎骨骨転移、オリゴ転移も対象となっています。九州では、北九州、大分、熊本、宮崎、沖縄の一部の医療機関に導入されています。
     サイバーナイフは産業用の精度の高いロボットアームの先端に小型のリニアック(直線加速器)を搭載した装置で、X線でがんの位置を確認しながら、正確に放射線を照射します。
     当院のサイバーナイフは寝台もロボット制御になっており、高い精度で微調整が可能となっています。また、呼吸追尾機能を搭載しており、肺がんや肝臓がんなど呼吸で動くがんへの治療も可能となっています。
     前立腺については、前立腺内に金マーカーを挿入し、動きの確認と位置合わせを正確に行うことができす。また、前立腺と直腸の間にスペーサーを留置しスペースを作ることにより、直腸への副作用を回避しながらより負担の少ない治療を行っています。

    前立腺癌サイバーナイフ治療について
    当院では
    「より短い期間で、身体に負担の少ない前立腺癌サイバーナイフ治療」
    を選ぶことができます


     放射線治療は、転移のない前立腺癌に対する根治的(病気を完全に治すことを期待して行う)な標準治療(科学的根拠に基づき推奨される治療)のひとつです。当院ではサイバーナイフという高精度な放射線治療装置を使って、体の外側 から前立腺癌に向けて放射線を集中的に当て治療します。前立腺は直腸と隣接しており、どうしても放射線の一部が直腸に当たるため、副作用が起きることがあります。このような直腸への影響を減らすため、当院では2019年10月よりSpaceOAR™(ハイドロゲルスペーサー)を導入しました。

     前立腺と直腸の間にハイドロゲルスペーサーを注入し、前立腺と直腸の間にスペースを作ることで、高い放射線量が当たる領域(高線量域)から直腸を離すことができます。直腸が受ける放射線量を低く抑えることにより、副作用を減らすことができ、より安全に放射線治療を受けられることが期待できます。このスペーサーは、約3か月間スペースを維持して、約6〜12ヶ月かけて自然に吸収され体外に排出されるため、体内に残りません。このハイドロゲルスペーサーを使用するようになり、今のところ直腸出血の症例は出ていません。


     サイバーナイフは、産業用のロボットアームの先端に小型のリニアック(直線加速器)を搭載した装置です。このロボットアームは、自動車の組み立てなどで使われており、精密に動かすことができます。また、体の周りを自由自在に動かすことができるため、集中的に放射線を当てることができます(ピンポイント照射)。これにより、安全に1回の照射で当てる放射線量を増やすことができ、治療に必要な照射回数を少なくすることができます(定位放射線治療)。

    治療方法 通常分割照射 当院のサイバーナイフ治療
    中程度寡分割照射 定位放射線治療
    照射回数 38回 15回 5回(隔日)
    治療日数 8週間 3週間 2週間


     前立腺癌に対する放射線治療として、広く一般的に行われている通常分割照射では、照射回数38回、おおよそ8週間かかります。一方、当院のサイバーナイフでの治療は、定位放射線治療が5回、中程度寡分割照射は15回での治療が可能です。

     通常分割照射に比べて治療期間が大幅に短く、治療のために来院する患者さんやご家族の負担を軽減できます。仕事をされている方、遠方から来院される方など、早く治療を終えたいと望む方々にとって、大きなメリットになると考えています。

    対応疾患

     頭蓋内病変(脳腫瘍、脳転移、AVMなど)、頭頸部がん(鼻腔・咽頭・口腔の腫瘍、再発・転移)、原発性肺がん、転移性肺がん、原発性肝がん、転移性肝がん、前立腺がん、腎細胞がん、膵臓がん、椎骨骨転移、オリゴ転移、脊髄動静脈奇形など

    提供:日本アキュレイ株式会社

    治療実績 (期間:平成31年4月~令和2年3月 症例数:170件)
    診療実績の治療部位。前立腺30例、肝8例、肺がん8例、肺転移3例、リンパ節転移16例、脳47例、骨転移50例、その他8例
    通常のリニアックとの違いについて

     リニアックとは、日本語では「直線加速器」といわれるもので、荷電粒子を一直線上で加速させて発生した放射線を当てることで、がんなどの治療をする機器です。
     サイバーナイフは通常のリニアックより細いビームを100以上の方向からスポットライトを当てるようにがんを狙うので、周囲の正常組織への影響を最小限に抑え、がんに集中的に放射線を集めることができます。約5cm以下の腫瘍が対象となります。

    リニアックとサイバーナイフの治療回数
    部位 サイバーナイフ リニアック
    頭(脳) 1~3回 約30回(1ヶ月半)
    4回 約30回(1ヶ月半)
    肝臓・膵臓 4~5回 約30回(1ヶ月半)
    骨転移 1~3回 約10回
    前立腺 5~15回 約38回

    リニアックとサイバーナイフの1回の治療時間
    部位 サイバーナイフ リニアック
    約20分(1ヶ所) 5~10分
    約30分 5~15分
    肝臓・膵臓 約30分 5~15分
    骨転移 約20分 5~10分
    前立腺 約30分 5~10分
    身体への痛みについて

     治療中は寝台に寝ていただきますが、麻酔や痛みを伴う固定具などは使用せず、プラスチックのマスクなどで固定するので痛みは一切ありません。また、放射線を照射しても熱くなったり痛くなったりはしないので、安心して治療を受けていただくことができます。

    副作用について

     サイバーナイフも、放射線治療の一つなので多少の副作用は出てきます。副作用は治療部位によって異なり、倦怠感、皮膚炎、浮腫、一時的な脱毛、潰瘍などが考えられます。しかしながら、通常の放射線治療と比較すると非常に軽く抑えられます。詳細は、放射線治療医にご確認ください。

    サイバーナイフによる治療の流れ


    ① 外来受診

     紹介状や検査結果(画像診断も含む)を持参いただき、放射線科外来にて放射線治療医が診察いたします。放射線治療が可能か否かとその方法などを検討いたします。
    肝の治療の場合は消化器内科医師と協議の上で決定いたします。

    ② 治療計画

    患者様に合わせたオーダーメイドの計画を行います。

    1. 治療中になるべく動かないよう、患者様専用の固定具(頭頸部用・体幹部用)を作成します。

    2. 実際に行う治療と同じ体位で、CT and/or MRI等の画像検査を行います。PET-CTのデータを使用する場合もあります。

    3. データは専用の治療計画装置へ転送され、治療医・医学物理士がコンピューターを使用して治療計画を立てます。

    注. 肝・前立腺は事前に入院の上、金マーカーを留置する必要があります。

    ③ 検証&呼吸練習

     治療計画で出来たプランで治療がきちんとできるかの確認を行います。
    呼吸性の移動のある肺や肝治療の場合、静かな一定の呼吸が出来るよう練習を行います。

    ④ 治療

    サイバーナイフでの治療開始。

    1. 最初に寝台に休んだ状態でX線撮影施行。

    2. 治療計画との位置のズレの調整を行います。

    3. 補正終了後、実際の治療開始。治療中の微細なズレは自動的に補正されます。一回の治療は頭頚部で約20分~30分、体幹部で約40分~50分、治療の回数は部位や大きさや数によって異なり、最短で1回から長くて15回ほどになります。

    治療にかかる費用について

     サイバーナイフ治療にかかる費用は、保険適用となっています。 また、高額療養費制度をご利用いただくことで、負担を軽減することができます。詳しくは医事情報課までお問い合わせ下さい。

    例)保険診療3割負担の方
    症例 治療内容 治療日数 負担額
    肺がん ・治療計画
    ・治療に必要な検査
    ・治療(照射回数:4回)
    約6日間
    ※外来通院にて治療にあたる日数。
    約20万円

    ※治療に入院が必要な場合は別途入院費用がかかります
    ※別途再診料、外来管理加算等がかかります。

    治療開始まで(動画)

    頭頸部の治療室入室から開始まで


    前立腺の治療室入室から開始まで


    お問い合わせ先

    テレビ・新聞を見てのご相談の方は
    がん相談支援センター(みなとさぽーと内)

    TEL:095-822-3251 ※受付時間:平日8:30~17:00

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