年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 962 | 195 | 261 | 410 | 570 | 952 | 2,343 | 2,760 | 2,247 | 521 |
DPCコードにより細分化されていますが、疾患別では、肺の悪性腫瘍が最も多く、その次に誤嚥性肺炎、肺炎となっております。
その他、呼吸器内科では、DPC対象外の肺結核に対する専門的治療も行っております。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 呼吸器内科
最も多い症例は狭心症などの慢性虚血性心疾患となっています。
当院では、運動負荷心電図や冠動脈CTなど積極的に行い、必要に応じて心臓カテーテル検査を実施しています。その中で、病変を有する患者さんには、冠動脈ステント留置術を行っています。
心不全症例も近年増加傾向にあり、患者さんの平均年齢は82.8歳とご高齢の方が多い傾向にあります。多職種による心不全チームをつくり、治療・患者教育・心臓リハビリテーション・栄養指導・服薬指導を行い、在院日数短縮、再入院の予防に努めています。
次に、心筋梗塞の患者さんが多いことも当院の特徴です。循環器専用のホットラインを設け、夜間·休日にかかわらず24時間体制で迅速に治療を行えるよう体制を整備しています。
平成27年から心房細動などの頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション治療(経皮的カテーテル心筋焼灼術)を行っており年々その症例は増加しています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 心臓血管内科・カテーテル治療科
消化器内科で最も多い症例は内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術ですが、DPC対象外(短期滞在手術基本料)となり集計対象外症例となっています。
胃・大腸・肝臓・胆道疾患に対し内視鏡的治療を積極的に行っています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 消化器内科
DPCコードは手術・処置等の組み合わせで非常に細分化されているため、インスリンの使用の有無、合併症の有無、年齢などの組み合わせで分かれています。
2型糖尿病に対する治療だけでなく1型糖尿病への治療も行っています。
2型糖尿病に対する教育入院は2015年7月から2週間入院を1週間入院に変更しています。1週間に短縮後も減量及びHBA1cの改善効果は維持しています。
糖尿病・内分泌内科は、自科の患者さんだけでなく、他科の血糖コントロールが必要な患者さんに対しても関わっています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 糖尿病・内分泌内科
010060x2990401は、脳梗塞に対し手術を行わず、エダラボン注射を行う症例です。安心して在宅生活を送ることができるよう地域の医療機関等と連携し様々な支援が必要と考えています。地域の医療機関と連携をとりながら長期的な計画で診療を行っているため、転院率が高くなっています。
010230xx99x00xは、てんかんに対して治療を行った症例です。
その他、難病疾患に対する治療も行っております。
脳疾患への対応として、脳神経外科と協力し、24時間ホットライン体制や1つの病棟に脳神経内科・外科を配置するなど、チーム医療の充実を図り、専門性の高い医療を提供しています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 脳神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院 日数 (自院) |
平均 在院 日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
130030xx99x40x | 非ホジキンリンパ腫 リツキサンあり | 36 | 16.92 | 16.48 | 5.56 | 75.64 | |
130030xx99x30x | 非ホジキンリンパ腫 化学療法あり | 26 | 18 | 17.04 | 7.69 | 78.54 | |
130030xx97x40x | 非ホジキンリンパ腫 手術(輸血)あり 化学療法あり | 25 | 25.04 | 33.42 | 24 | 76.12 | |
130060xx97x40x | 骨髄異形成症候群 手術(輸血)あり ビダーザあり | 22 | 24 | 21.28 | 13.64 | 72.91 | |
130010xx97x2xx | 急性白血病 手術(輸血)あり 化学療法あり | 17 | 29.71 | 40.97 | 0 | 71.94 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院 日数 (自院) |
平均 在院 日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040090xxxxxx0x | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症 | 209 | 5.71 | 5.94 | 0 | 0.69 | |
040100xxxxx00x | 喘息 | 105 | 5.96 | 6.32 | 0.95 | 3.66 | |
0400801199x00x | 肺炎等(15歳未満) | 89 | 5.18 | 5.7 | 0 | 2.52 | |
040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎 | 74 | 5.43 | 6.03 | 0 | 2.2 | |
150010xxxxx0xx | ウイルス性腸炎 | 61 | 3.85 | 5.5 | 1.64 | 4.43 |
小児科では長崎地区における小児の2次医療を担っており、かかりつけ医と連携を図りながら治療を行っています。
肺炎や気管支炎等の治療が多く、また、NICUを含む16床の新生児室を併設しており早産/低出生体重児の治療・管理を行っています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 小児科
DPCコードは入院中に行う手術、処置、化学療法の内容によって細かく分かれます。
当科では消化器がんに対する手術を数多く行っており、術前・術後の化学療法も行っています。
また、胆嚢結石症や鼠径ヘルニアに対する手術症例数が多くなっており、救急疾患(急性虫垂炎・急性胆のう炎・胃潰瘍穿孔など)にも対応しており、緊急手術を多く行っています。
※鼠径ルニアに対して行われる腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術はDPC対象外(短期滞在手術料)のため除外しておりますが、第2位症例数となっております。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 消化器外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院 日数 (自院) |
平均 在院 日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050163xx02x1xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 大動脈瘤切除術等 | 19 | 21.42 | 21.4 | 0 | 73.37 | |
050163xx03x10x | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術あり | 13 | 17.15 | 16.8 | 0 | 77.23 | |
050050xx0101xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 バイパス移植術あり | 10 | 23.8 | 23.29 | 0 | 70.3 | |
050050xx01110x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 バイパス移植術、心臓カテーテル検査あり | - | - | 28.11 | - | - | |
050080xx0111xx | 弁膜症(連合弁膜症を含む。) 弁置換術等 | - | - | 38.02 | - | - |
050163xx02x1xxは、非破裂性大動脈瘤に対し、胸部または腹部大動脈瘤切除術等を行った症例です。
050163xx03x10xは、大動脈瘤に対し、ステントグラフト内挿入を行った症例です。
050050xx0101xx及び050050xx01110xは、狭心症、慢性虚血性心疾患に対し冠動脈バイパス術等を行った症例です。
050080xx0111xxは、弁膜症に対し弁置換術等を行った症例です。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 心臓血管外科
当科では、肺がんの治療を中心に行っていますが、気胸、縦隔腫瘍の治療も行っています。
肺がんのDPCコードは手術の有無、その他の治療の有無で分かれています。
肺がんの治療は、手術を当科が担当し、化学療法や放射線療法については、他科と連携しながら行っています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 呼吸器外科
DPCコードは入院中に行う手術別・処置別などで細かく分かれます。乳腺・内分泌外科では、乳がんに対する手術症例、化学療法を行う症例の他、甲状腺の悪性腫瘍に対する手術なども行っています。
乳がんは、現在も増え続けており、日本人女性の11人に1人が乳がんになります。早期発見できれば、乳がんの治癒率は非常に高いため、乳がん検診を受けるよう心掛けて下さい。
乳がんの治療方法は、手術療法、放射線治療、化学療法(抗がん剤)、内分泌療法、分子標的治療など様々あります。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 乳腺・内分泌外科
高齢者の転倒に伴う骨折、すなわち、大腿骨近位部(太ももの付け根)骨折、橈骨遠位端(手首)骨折、脊椎(背中や腰)圧迫骨折、骨盤(お尻)骨折が大変多くなっています。そのうち、手術を必要とするものは大腿骨近位部骨折です。観血的骨折手術や人工骨頭挿入術を行います。
橈骨遠位端(手首)骨折にはプレートを用いた骨折手術を行っています。
外傷以外では、変形性膝関節症、変形性股関節症に対する人工関節置換術が多くなっています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 整形外科
070010xx970xxxは、皮膚組織を超えた軟部腫瘍の摘出術を行った症例です。
020230xx97x0xxは、眼瞼下垂症に対して眼瞼下垂手術行った症例です。
180060xx97xxxxは、皮下までの皮膚腫瘍の手術行った症例です。
100100xx97x0xxは、皮膚潰瘍に対して皮弁作成術や植皮術を行った症例です。
161060xx97x0xxは、骨折や挫創、裂創等に対して手術を行った症例です。
局所麻酔下に行う手術は、基本的に午前中に入院して午後手術になります。皮膚良性腫瘍、ガングリオン、母斑、血管腫、ばね指などがこれに当たります。
眼瞼下垂は術後の入院中に修正することがあるので数日間の入院を要します。
持続的吸引ドレーンの留置を要する症例では入院期間が長くなります。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 形成外科
脳疾患への対応として、脳神経内科と協力し、24時間ホットライン体制や脳神経内科・外科を1つの病棟に配置するなど、チーム医療の充実を図り、専門性の高い医療を提供しています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 脳神経外科
110070xx02020xは、膀胱がんに対し膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)を行い、化学療法(抗がん剤の膀胱内注入)等を行った症例です。
110310xx99xx0xは、急性腎盂腎炎や急性前立腺炎などの細菌感染に対し、入院加療を行った症例です。
11001xxx01x0xxは、腎がんに対し、悪性腫瘍手術を行った症例です。
110070xx99x20xは、転移性もしくは進行性の膀胱がんに対し、全身化学療法を行った症例です。
110280xx02x00xは、末期腎不全の方に対して、血液透析に必須の内シャント造設術を行った症例です。
※前立腺がんの疑いに対して行われる前立腺針生検法と上部尿路結石に対して行われる体外衝撃波腎・尿管結石破砕術は、DPC対象外(短期滞在手術基本料)のため除外しておりますが、上位症例数となっています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 泌尿器科
020200xx99x4xxは、黄斑変性等に対し目の中に注射で治療を行った症例です。
020180xx99x2xxは、糖尿病性増殖性網膜症に対し目の中に注射することでむくみをとり、病変を改善させる治療法です。
020210xx99x1xxは、網膜血管閉塞症に対し目の中に注射することで網膜のむくみをとり、視力を改善する治療法です。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 眼科
030240xx99xxxxは、扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎など、咽喉頭の急性感染症に対して、点滴抗菌薬やステロイドによる消炎治療を行っています。
030230xxxxxxxxは、慢性扁桃炎やアデノイド肥大症に対して、口蓋扁桃摘出術やアデノイド切除術を行っています。
030428xxxxxxxx及び030390xx99xxxxは、突発性難聴や顔面神経麻痺などの急性疾患に対して1週間入院のうえ、ステロイド点滴治療を行っています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院 日数 (自院) |
平均 在院 日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060035xx99x60x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし ベバシズマブあり 副傷病なし | - | - | 4.47 | - | - | |
060020xx99x30x | 胃の悪性腫瘍 手術なし 化学療法あり 副傷病なし | - | - | 6.83 | - | - | |
060020xx99x7xx | 胃の悪性腫瘍 手術なし ラムシルマブあり | - | - | 7.98 | - | - | |
060020xx97x0xx | 胃の悪性腫瘍 その他の手術あり 化学療法・放射線療法なし | - | - | 17.08 | - | - | |
060040xx99x60x | 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし ベバシズマブあり 副傷病なし | - | - | 4.38 | - | - |
消化管のがん薬物療法が進んでおり、特に進歩の著しい胃がんや当院で症例の多い結腸、直腸の悪性腫瘍に対する治療が増えています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 臨床腫瘍科
当院では、リニアック・サイバーナイフといった放射線治療装置を用いて、他科と連携して診療を行っています。
肺の悪性腫瘍に対する放射線療法の症例を多く行っています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 放射線科
2016年3月28日から診療を開始しました。慢性腎臓病に対する『教育入院』を積極的に行っています。
今回の集計方法では、経皮的シャント拡張術はDPC対象外(短期滞在手術基本料)のため掲載しておりませんが、実際は2位となっています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 腎臓内科
初発 | 再発 | 病期分類 基準 (※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 49 | 12 | - | 45 | 41 | 16 | 1 | 7 |
大腸癌 | 28 | 41 | 77 | 92 | 66 | 66 | 1 | 7 |
乳癌 | 47 | 64 | 10 | - | - | 31 | 1 | 7 |
肺癌 | 52 | - | 43 | 103 | 77 | 114 | 1 | 7 |
肝癌 | - | 21 | 10 | - | - | 77 | 1 | 7 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 20 | 10.5 | 53.95 |
中等症 | 82 | 16.23 | 76.44 |
重症 | 20 | 20.3 | 82.45 |
超重症 | - | 24 | 76.33 |
不明 | - | - | - |
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 263 | 26.94 | 75.43 | 53 |
その他 | 20 | 13.2 | 74 | 3.53 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前 日数 |
平均 術後 日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 189 | 1.68 | 2.86 | 1.59 | 71.2 | |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) | 75 | 0.01 | 14.47 | 10.67 | 69.73 | |
K5482 | 経皮的冠動脈形成術(エキシマレーザー血管形成用カテーテル) | 64 | 1.81 | 7.34 | 9.38 | 70.39 | |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) | 64 | 1.42 | 3.11 | 1.56 | 66.7 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 61 | 4.26 | 7.64 | 11.48 | 80.52 |
K5493は、狭心症、慢性虚血性疾患に対してステント留置を行う手術です。
K5491は、急性心筋梗塞に対してステント留置を行う手術です。
救急の心疾患患者の24時間受入体制を整えており、県内で最も多く行っています。
K5482は、特殊なカテーテルで冠動脈狭窄に対して治療する手術です。
K5951は、不整脈に対するカテーテルを用いたアブレーション手術です。
K5972は、人工ペースメーカーを体内に植え込む手術です。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 心臓血管内科・カテーテル治療科
消化器内科で最も多い症例は内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術ですが、DPC対象外(短期滞在手術基本料)となり集計対象外症例となっています。
胃・大腸・肝臓・胆道疾患に対し内視鏡的治療を積極的に行っています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前 日数 |
平均 術後 日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8981 | 帝王切開術(緊急帝王切開) | 70 | 5.2 | 7.61 | 1.43 | 32.21 | |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 58 | 1 | 1.33 | 0 | 37.14 | |
K8982 | 帝王切開術(選択帝王切開) | 50 | 10.02 | 6.96 | 0 | 33.02 | |
K877 | 子宮全摘術 | 47 | 2.49 | 8.53 | 2.13 | 55.6 | |
K861 | 子宮内膜掻爬術 | 38 | 0.26 | 0.47 | 2.63 | 49.95 |
帝王切開術は、子宮を切開して胎児を娩出させる手術で、ハイリスク妊娠や児に対してより安全性を求める場合に行われます。手術コードは、緊急で行われる場合と、予め日時を決めて行うものに分かれます。
子宮頸部(腟部)切除術は、高度異形成や上皮内がんの診断や治療、微小浸潤がんや浸潤がんの確定診断の場合に行われます。
子宮全摘術は、子宮筋腫、子宮頸部異形成などに対し、子宮をとる手術です。
子宮内膜掻爬術は、子宮体がんや子宮内膜増殖症などの診断や治療のために行われます。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 産科・婦人科
当科では、腹腔鏡を使用した手術を主に行っています。
腹腔鏡手術とは、お腹に小さな穴を複数開け、そこから手術道具などを入れて行う手術です。お腹を大きく切開する開腹術に比べると、傷跡がはるかに小さく、回復が早いことが大きなメリットです。
第1位の腹腔鏡下胆嚢摘出術は胆のう結石症や胆石性胆のう炎に対して行う手術で、予定手術はもちろん緊急でも行っています。
消化器がんに対しての手術も腹腔鏡での手術を積極的に行っており、術前・術後の化学療法も行っています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 消化器外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前 日数 |
平均 術後 日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5522 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) | 20 | 7.4 | 37.7 | 30 | 69.6 | |
K5606 | 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)) | 18 | 3.56 | 17.89 | 0 | 73.67 | |
K552-22 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上) | 17 | 4.59 | 20.53 | 0 | 72.35 | |
K5551 | 弁置換術(1弁) | - | - | - | - | - | |
K5612 | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) | - | - | - | - | - |
K5522は、狭心症や心筋梗塞に対し行うバイパス術で、人工心肺(機械のポンプ、人工の肺)を使用して行う手術です。
K5606は、腹部大動脈瘤を取り除き、人工の血管を移植します。
K552-22は、狭心症や心筋梗塞に対し行うバイパス術で、高齢者の方でも負担がかからないよう、人工心肺(機械のポンプ、人工の肺)を使用せずに、心拍動下(心臓が動いた状態)でバイパス術を行う手術です。
K551は、弁膜症に対し手行う手術で、取り替える(生体弁、機械弁)手術です。
K5612は、腹部大動脈瘤に対し、ステントグラフトを挿入する手術です。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前 日数 |
平均 術後 日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) | 44 | 1.89 | 17.5 | 6.82 | 68.5 | |
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) | 23 | 3.43 | 5.65 | 4.35 | 36.83 | |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 19 | 2.37 | 8.89 | 10.53 | 70.89 | |
K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) | 15 | 1.07 | 8.6 | 0 | 69.6 | |
K513-2 | 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 | - | - | - | - | - |
肺の腫瘍に対して胸腔鏡下にて行う手術が主となっています。手術コードは肺のどの部分を切除するかによって細かく分かれています。典型的な経過の症例では手術前日に入院し、術後約10日目に退院となっています。
胸腔鏡下手術とは、2㎝ほどの切開を複数作成し、そこから胸腔鏡と手術道具を入れて行う手術です。利点としては、開胸手術と比べて手術の傷が小さくてすみ、痛みが少なく早期に退院が可能であることです。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 呼吸器外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前 日数 |
平均 術後 日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) | 38 | 1.53 | 8.26 | 2.63 | 65.66 | |
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) | 25 | 1.04 | 4.28 | 0 | 60.48 | |
K4611 | 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみ) | 14 | 1 | 3.86 | 0 | 62.5 | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) | 14 | 0 | 3.21 | 0 | 59.07 | |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) | - | - | - | - | - |
当科では、乳がんに対して行う手術を多く行っており、形成外科とともに乳房再建も行っています。乳がんの手術のコードは、乳房の切除範囲、腋窩部の郭清を同時に行うか行わないかで細かく分かれています。
また、甲状腺腫瘍に対しての手術も行っています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 乳腺・内分泌外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前 日数 |
平均 術後 日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) | 110 | 2.68 | 16.08 | 90.91 | 79.91 | |
K0821 | 人工関節置換術(肩、股、膝) | 71 | 4.11 | 17.58 | 87.32 | 73.87 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨) | 61 | 1.82 | 13.61 | 44.26 | 58.23 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(肩、股) | 53 | 2.28 | 16.6 | 92.45 | 83.02 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕、下腿) | 45 | 0.76 | 3.93 | 0 | 50.67 |
K0461は、肩胛骨、上腕、大腿の骨折部を手術的に開いて、直接整復と内固定を行う方法です。
K0821は、関節の動きが悪い、運動痛が強いなど障害があるときに、骨頭側と関節窩側の両方を入れ替えて、関節機能の再建を図る方法です。
K0462は、主に前腕の骨折部に対して行います。1位同様、手術的に開き、直接整復と内固定を行う方法です。
K0811は、主に股関節に対して行います。股関節の大腿骨頭が壊れた場合、金属の骨頭に入れ替え、関節機能を取り戻す手術です。
K0483は、骨折観血手術でねじやプレート、髄内釘などで固定を行ったのち、骨癒合が完成した後、抜去を行う手術です。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前 日数 |
平均 術後 日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | 13 | 0.15 | 5.62 | 0 | 72.77 | |
K0051 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) | 12 | 0.25 | 1.25 | 0 | 45.42 | |
K0052 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) | 12 | 0.5 | 5.42 | 0 | 45.92 | |
K0062 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) | 10 | 0.2 | 2.7 | 0 | 52.5 | |
K016 | 動脈(皮)弁術、筋(皮)弁術 | - | - | - | - | - |
形成外科が専門とする領域は多岐に渡り、良性腫瘍の他、糖尿病性足病変、末梢循環不全による重症虚血肢、眼瞼下垂や顔面神経麻痺また、乳腺・内分泌外科と共同して乳房再建術などを行っています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前 日数 |
平均 術後 日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
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K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 51 | 1.43 | 16.9 | 37.25 | 80.31 | |
K1771 | 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) | 13 | 0.92 | 41.69 | 53.85 | 70.31 | |
K1643 | 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) | 11 | 0.45 | 47.45 | 100 | 64.91 | |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 11 | 0.27 | 30.91 | 81.82 | 69.18 | |
K6092 | 動脈血栓内膜摘出術(内頸動脈) | 10 | 11.6 | 13.7 | 20 | 71.4 |
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前 日数 |
平均 術後 日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
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K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 23 | 1 | 4.52 | 0 | 80.39 | |
K0051 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) | 22 | 1 | 1.14 | 0 | 66.95 | |
K0052 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) | 18 | 1 | 1.06 | 0 | 57.28 | |
K0061 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) | 10 | 1 | 1.5 | 0 | 61.1 | |
K0062 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) | - | - | - | - | - |
K768は、腎結石や尿管結石に対し、体外衝撃波で結石破砕を行う手術です。
K8036イは、開腹せずに手術用内視鏡を用いて、膀胱腫瘍を切除する手術です。診断や治療の為に行います。
K783-2は、尿管ステントを置く手術です。
K773-2は、開腹せずに腹腔鏡を用いて腎がんや尿管がんに対して、腎摘出術や腎部分切除術、腎尿管全摘術を行う手術です。
K610-3は、末期腎不全の方に対して、血液透析に必須の内シャント造設術を行う症例です。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 泌尿器科
K2821ロの水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)は、白内障手術で水晶体の混濁で視力が低下した場合に行われます。混濁を取り除き人工的にレンズを挿入する手術です。外来でも可能な手術ですが、入院して行う場合は3日間で行っています。
K2801は、硝子体手術で、硝子体出血や網膜剥離など硝子体や網膜疾患に対する手術です。入院期間は、約1~2週間です。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前 日数 |
平均 術後 日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
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K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 21 | 1 | 6.43 | 0 | 23.9 | |
K309 | 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 | - | - | - | - | - | |
K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | - | - | - | - | - | |
K6261 | リンパ節摘出術(長径3cm未満) | - | - | - | - | - | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | - | - | - | - | - |
K3772は、主に年3~4回以上扁桃炎をくり返す方に、口蓋扁桃摘出術を行っています。
K309は、幼小児の滲出性中耳炎に対して、1泊2日入院で、全身麻酔下に鼓膜チューブ挿入術を行っています。
K340-5は、慢性副鼻腔炎に対して、内視鏡手術を積極的に行っています。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 耳鼻咽喉科
K616-4は、末期腎不全の透析患者さんのシャント狭窄に対し、拡張したり血栓を除去する手術です。
K610-3は、末期腎不全の患者さんに対して血液透析に必須のシャント造設を行う手術や、K6147の血管移植術、K635-3の連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術、K783-2の経尿道的尿管ステント留置術ですが、泌尿器科へ依頼して行う手術です。
症例数に関しましては、泌尿器科も併せてご覧下さい。
※診療科についての詳しい案内は診療科・部門紹介のページをご覧ください。 腎臓内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前 日数 |
平均 術後 日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用 パス |
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K6113 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) | 18 | 12.67 | 15.33 | 33.33 | 76.72 | |
K300 | 鼓膜切開術 | - | - | - | - | - | |
K0911 | 陥入爪手術(簡単) | - | - | - | - | - | |
K6261 | リンパ節摘出術(長径3cm未満) | - | - | - | - | - | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | - | - | - | - | - |
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
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130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | 25 | 0.22 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 20 | 0.18 |
異なる | 28 | 0.25 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 64 | 0.57 |
異なる | - | - |